いつでもスタジオやカラオケで練習ができるわけではありません。
だけど、歌は上手くなりたい!いや、でも家だと防音もしてないし、大きい声出せない…どうすればいいだろうってこともあると思います。
実際私もやっている、”大きい声を出さなくても家でできる声のトレーニング”を紹介します。
ブレスの練習
歌が上手い人は、息の使い方、息のコントロールが自由にできています。
歌の善し悪しは、身体と息の使い方がすべてと言っても過言ではありません。
お腹と胸が膨らむのを意識しながら鼻から深く息を吸い、口からゆっくり、スーッと音を立てながら吐きます。
このとき上半身にムダな力が入らないようにしましょう。
お腹や肋骨を自分で無理に広げるわけではなく、息を吸うことで自然と拡がる感覚を感じるのが大事です。
- 息を吸う
- 肺が広がる
- 肋骨が広がる
- 肋骨に引っ付いてる横隔膜が広がる
- 一番広がったときに声を出す
この横隔膜が広がった状態で声を出し始めることで、声の圧力をサポートしてくれます。
横隔膜がしっかり広がる呼吸が、深い呼吸です。
深く吸えると、高い声を出す時に喉が上がることが無くなったり、長いフレーズで息が足りなくなることもなくなります。
また、安定した呼吸で声を支えることが出来ると、声が疲れて涸れてしまうなんてことも、少なくなり、良いことづくしです。
リップロール・タングロール
リップロールというのは、唇をぶるぶるっと震わせるやつです。
リップロールができない人はタングロール(巻き舌)でもかまいませんが、どちらもできる人は是非どちらも挑戦してみてください。
ブレスの練習でやった吸い方を意識しながら、吐く代わりにリップロールorタングロールをします。
ただ息を吐くよりも息の抵抗があるので、ずっと同じ圧力で息を送り出す練習になります。
音程をつけれるのであれば低い音から高い音まで試してみてください。
唇や舌に意識がいくので、身体の無駄な力が抜けていつもより高い声や普段出ない裏声が出やすくなります。
ハミングでロングトーン
ハミングというのは、口を開けずに鼻の奥に響く声で歌うことです。
次も基本はブレスです。
吸った後すぐに、同じ音程で良いので、息が無くなるまで伸ばしてみましょう。
声量や音程がブレることなく長く伸ばせるまで頑張りましょう。
それができてきたら、息の使い方が安定してきている証拠です。
ハミングで曲のメロディを歌う
ハミングで自分の好きな曲を歌ってみましょう。
このときも、ブレスをしっかり意識してください。
息継ぎをした後の次の一声目は、どうしても、質が下がります。
長く歌い続けると疲れてくるのは、呼吸が原因でもあります。
カラオケなどに行くとどうしても大きい声を出してしまいがちですが、実は小さい声から練習していくことが重要です。
実は小さい声から練習していくことが重要
深い呼吸でハミングの練習していくことで、ムダな力の入っていない声を育てることができます。
さらに、正しい声の出し方を覚えると高い音も出やすくなります。
質の高い鼻歌を目指しましょう。
まとめ
- 肋骨と横隔膜のふくらみを意識した呼吸
- リップロール、タングロールで脱力
- ハミングで声の安定感
- ハミングで質の高い鼻歌
あまり気持ちよく声を出しすぎてしまうと、家族や隣人に迷惑がかかってしまいますのでほどほどにしてくださいね。
私は、遅い時間に歌いたくなってしまい、実家にいた頃はよく家族に怒られました笑
歌は身体が楽器です。
毎日取り組むのが理想ですが、たまに取り組むだけでも少しずつ改善されます。
カラオケで歌う前などにも、ブレスやリップロール、ハミングを少しやってから歌うと少し楽に歌えるので試してみてください。
それでも一人で練習しているとやり方が合ってるのかなあ?うまくなってるかなぁ?と不安になることもあるでしょう。
自分の声を録音、録画して聴くという方法もありますが、人に生で聴いてもらいうアドバイスをもらうのが効率が1番良いです。歌は楽器と違って、体の使い方や音色を客観的に判断するのはかなり難しく、間違ったクセがつくのが怖いです。
早く上手くなりたい人は、ボイトレに通うこともおすすめします。