音楽大学に通うなら教員免許を取らないと損?演奏家を目指す人も取ったほうがいい4つの理由。

音楽大学に進学する人の多くは演奏家を目指していると思います。


私もその1人でした。


演奏家を目指すんだから教員免許は必要無いじゃん、と。


父親が教員をしていて苦労している姿を見ていたこともあって、余計に消極的でした。

ある教職の1回目の授業で「本気で先生を目指す人以外は取らないでください。演奏家で食べれなかったときのつぶしになるか、とりあえず取れるから取っとこう、くらいの気持ちなら迷惑です。」と言われてドキッとしたのは今でも覚えています。

たしかに教員を志す人からすればそれはそうでしょう。

ですが、取るのは自由ですし、教員をするかも自分で選ぶことです。
教員として働くときに責任を持って全うすれば良いのです。

その言葉でさらに迷っていましたが、結局、両親に背中を押されて取得しました。
結果的には取って良かったと思っています。

この記事では、音楽大学で教員免許を取ったほうが良い4つの理由をお伝えします。

取ろうかなぁ、どうしようかなぁ、と迷っている人のお役に立てればと思います。

目次

音楽大学で取れる教員免許は?

中学と高校の音楽の免許を取ることができます。

中学校教諭一種免許状(音楽)高等学校教諭一種免許状(音楽)というのが正式な免許の名称です。

大学院卒だと一種免許状ではなく専修免許状という名前になります。

専修免許の方が初任のときの給料がたくさんもらえます。

音楽大学で教員免許を取ったほうがいい理由

小学校の音楽専科もできる


中高音楽科の教員免許を持っていれば、中高で音楽の授業と担任の先生として働けるということは、当然分かるのですが、まさか小学校で働けるとは、大学入学当時の私は知りませんでした。

小学校の音楽専科は音楽の授業だけを担当します。

学校運営に関わる校務分掌や児童の委員会活動クラブ活動は音楽専科も受け持ちます。

小学校の免許が無いので音楽以外の授業や担任業はできませんが、それはそれで気楽で良いです。

今後、小学校も教科担任制が進んでいく流れなので音楽の先生は必要とされるでしょう。

ただでさえ音楽関係の仕事は少ないので、仕事の幅が広がるのは生活していくうえでありがたいことです。

留学した友人も帰国直後の仕事に困っていたとき、教員免許を持っていたので小学校で講師をすることができ、食いつなげていました。

非常勤講師と演奏活動の相性は良い


正規採用の教諭や常勤の講師は公務員です。


世の中の流れで、今後緩和されていくかもしれませんが現状では副業活動は禁止されています。


申請して許可をもらえればできるので演奏活動がまったくできないわけではありませんが、学校によってはよく思われないこともあったりして、自由に活動できる保証はありません。


その点、非常勤講師は公務員では無いのでその縛りは無く、自由に兼業することができます。


私も小学校で非常勤講師をしたことがあります。


非常勤講師は勤務時間が短いので子どもたちや同僚の教員とのコミュニケーションの時間も限られていて、もちろん楽ではありませんがとても良い経験になりました。

音楽で生きていくなら教える仕事からは逃れられない


今の日本では、クラシックの演奏だけで暮らしていける人は、かなり数少ないのではないかと思います。
少ないどころか、いないかもしれません。


なにかしらの形で教育に従事しているのでは無いでしょうか。

一流の演奏家も音楽大学や音楽高校で教えたり、門下生にレッスンをしたりしています。

もちろん教員免許を持っているから良い教え方が出来るわけではないですし、持っていなくても素晴らしい先生というのはいるでしょう。

ただ、学生の間に、音楽を人に教えるときに、相手の立場に立って、わかりやすく伝えるという経験をしておいて損は無いかなと思います。

音楽の得意な子不得意な子、音楽が好きな子嫌いな子、無関心な子など、いろいろな子たちに音楽を教えるわけです。

音楽が好きで得意な自分の視点では無く、生徒の立場に立って授業を工夫し組み立てることが求められます。

教えるときに多様なアプローチができる視野を持つことは、専門的なレッスンをする上でも必要な視点です。

私は、専門的なことを習いたい人に教えたい、と思っていましたが小学校勤務をしたことで、価値観が変わりました。

何を教えるかではなくて、どう伝えるかが大事だということを、学ぶことができました。


教員免許を取っていたおかげです。


ボイトレ講師の仕事にも活かすことができています。

免許の更新制度が廃止された


2009年以降、10年ごとに、自腹で講習を受けて免許を更新しなければいけませんでした。


しかし、令和4年の7月から更新制度が廃止されることが決まりました。

今後は一度取ってしまえば免許更新をする必要はありません。

これから免許を取得する人には追い風になるでしょう。

音楽大学で教員免許を取るために必要なこと

必修授業が増える


履修単位が30~40単位増えるので授業も増え、かなり忙しくなります。


私の大学は朝イチの授業も多かったのできつかったのを覚えています。

よく寝坊をしていました。

教育実習


3週間程度、実際に中学か高校に行き音楽の授業をしたりホームルームをしたりします。


楽しかったという人もいれば、しんどくて2度と行きたくないという人もいます。


私は実は後者です。笑

介護等体験


特別支援学校や社会福祉施設での実習を合わせて7日間行います。


中学の免許取得に必要な実習で、高校の免許のみを取得する場合は必要ありません。


そんな人は稀かもしれませんが。

追加の授業料

教職課程の授業を受けるのに別途料金がかかる大学もあるようです。

事前にしっかり確認しておきましょう。


また、それぞれの実習を受けるのにも数万円費用がかかります。

まとめ


いかがでしたでしょうか?
大学を卒業してから取得することも充分可能です。

しかし、働きながら通信教育で勉強したり、実習で何日も休んだりするのは簡単なことではありません。

ただでさえ、仕事の種類が豊富では無い音楽の道。

少しでも仕事の幅を広げるためにも、大学生の間にちょっと頑張ることをおすすめします。

教育実習や介護等体験での経験は、音楽人生の役に立ちます。

教員をするかは後からでも選べます。取ろうか迷っているのならば取っておきましょう!

両親が後押ししてくれたように、あなたの背中を押します!

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